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就職超氷河期と言われるこのご時世、「ITベンダの資格は就職に有利」とどこかで見聞きして、ITベンダの資格 (CCNA, Oracle Master, ...) を取得することで他の就活生と差を付けようと考えている学生さんもいらっしゃるかもしれません。
しかし、一口に「就職」と言っても新卒採用とキャリア採用は別に考える必要がありそうですし、実際のところはどうなのか(有利?、もっといい資格がある?、そもそも資格なんて関係ない?、…)気になっている方も少なくないと思います。
そこで、ベンダ系の資格 (CCNA) と情報処理技術者(セキュリティスペシャリストなど)の両方を所持している学生が、新卒としてインターンシップと本選考の書類選考、筆記試験、面接などを受けて感じたことを記事に残そうと思います。あくまで私個人(や周囲の学生)の経験ですが、これから取得を考えている/これから就職活動を行う/現在就職活動中である方々に少しでも参考になれば幸いです。
結論から言いますと、CCNAを持っているだけでインターネットサービスプロバイダ (ISP) やシステムインテグレータ (SIer) に就職できるとか、セキュリティスペシャリストを持っているからセキュリティ系の企業に就職できるとか、そんな夢のような話はなさそうです。
私個人の経験では、長期インターンシップの選考でCCNAを所持していることがSIer 2社で話題に上がったものの、1社は受かり、もう1社は落ちました(念のため繰り返しますが、インターンシップの選考です)。情報処理技術者については話題にすらなりませんでした。そして、新卒採用の本選考ではまったく資格の話になりませんでした。とはいえ、インターンシップと本選考では受けていた企業が異なるため、単純には比較できないのですが。
これでは参考にならないので、私の周りにいたSIer志望の学生の事例も紹介します。情報処理技術者試験の高度区分(○○スペシャリスト)を複数所持していても大手SIerからお祈りされる学生もいましたし、資格を持っていなくても大手SIerに採用される学生はいました(ちなみに、後者は入社後に企業のお金で資格を取得することになるようです。入社後は忙しいので、学生のうちに取っておけばよかったという声はよく聞きます)。
ただし、資格を持っているということが新卒の就職活動における決定打にはならないというだけで、間接的には「有利」になると言っても差し支えないと思います。とはいえ、以下の例を「有利」と思える学生さんであれば、資格取得以外にも就職活動で「有利」になれることがたくさんあるのではないでしょうか。インターンシップは就職活動で有利?という質問に対しても資格と同じようなことが言えると思います。
例1:CCNAを持っていた⇒Cisco機器を操作できると見なされた⇒インターンシップでCisco機器を操作させてもらえた⇒(スキルが付いた|就職活動の話題になった)⇒就職活動で「有利」になった
例2:情報処理技術者に合格した⇒(過去に)情報処理技術者試験の勉強をした⇒(筆記試験で情報処理技術者試験の範囲の問題が出題された|面接で情報処理技術者試験の範囲の知識が問われた)⇒答えられた⇒就職活動で「有利」になった
例3:情報処理技術者に合格した⇒(過去に)情報処理技術者試験の勉強をした⇒大学の授業が楽勝(?)⇒授業以外の「何か」に時間をかけられた⇒(その「何か」が評価された|その「何か」で成長できた|・・・)⇒就職活動で「有利」になった
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